乳酸菌の効果

乳酸菌が体内で与える9つの効果とは?

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腸内フローラ

【整腸作用】腸内フローラへの乳酸菌の関係とは?

腸内フローラとは

乳酸菌の整腸作用のメカニズムについて知るためには、まず本来のヒトの腸内環境がどのようなものかを知る必要があるでしょう。

腸内環境を表す表現として「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。

この「フローラ」とは「お花畑」を意味する英語の「flora」から取られた言葉で、まるで種類ごとに分かれて群生しているお花畑に似ていることからこう呼ばれています。

腸内フローラ=腸内細菌のこと

では一体、何が「お花畑のよう」なのかと言うと、それは腸内に住む細菌たちです。

小腸から大腸にかけて、ヒトの腸内には数百種以上、合計約100兆個以上の細菌が、それぞれ群れごとにグループを成して腸壁に住み着いています。これを顕微鏡で見るとまるでお花畑のよう、というわけですね。

腸内細菌は大きく3つに分けられる

腸内細菌は大きく3つに分けられる先ほど数百種以上の細菌がいると述べましたが、これらはその働きにより、

  • 「善玉菌」
  • 「悪玉菌」
  • 「日和見菌」

の3つに分類することができます。

1.善玉菌の特徴と働き

「善玉菌」腸の蠕動運動を促します。

その働きによって腸内に送られてきた便の水分を丁度良いくらいに調整して排便に至るように助けます。

体内の老廃物を速やかに排出させることができるため、腸内フローラが整うわけです。

2.悪玉菌の特徴と働き

一方「悪玉菌」は腸内をアルカリ性にする有害物質を作り出し、腸の蠕動運動を妨げます。

便秘や下痢を引き起こし腸内フローラを悪化させます。

ヒトの免疫機能の多くは腸内に存在するため、ここが悪化すれば免疫力も低下しますし、発がん性物質など他の疾患の引き金になることもあります。

3.日和見菌の特徴と働き

最後の「日和見菌」は善玉菌でも悪玉菌でもない中間的存在です。

善玉菌と悪玉菌は常に腸内で勢力争いをしていますが、日和見菌はその優勢な側について加勢するという特徴を持っています。

つまり善玉菌が優勢な時は一緒になって整腸作用のために働きますし、悪玉菌が優勢な時は悪玉菌と一緒になって厄介な作用を及ぼすというわけです。

??理想的な腸内フローラの環境とは??

この3者が住み着く腸内フローラの理想的な比率は、「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」の状態です。

 

乳酸菌の整腸効果のメカニズムとは

乳酸菌の整腸効果のメカニズムとは腸内フローラが常に上記の比率を保ってくれていれば良いのですが、実際には加齢や生活習慣、食習慣、ストレスなどによって大きくバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になってしまうことがあります。

これをもとの善玉菌優勢の状態に戻すために効果的なのが、乳酸菌摂取というわけです。

乳酸菌で善玉菌優勢の状態に戻す2つの方法

乳酸菌それ自体はビフィズス菌やフェーリカス菌など善玉菌の一部なのですが、これをヨーグルトなどで体外から摂取した場合、2つの方法で整腸作用を促します。

1.生きたままの乳酸菌を町に届ける

1つは「生きたまま腸に届く乳酸菌」の働きです。これは既に腸内に住んでいる善玉菌が増えるようサポートすると同時に自らも悪玉菌排除のために働きます。

2.善玉菌の餌になる乳酸菌を届ける

もう1つは「胃酸などで死滅してしまった乳酸菌」の働きです。腸に届くころには既に死んでしまっているわけですが、腸内で活躍する善玉菌の餌となったり退治された悪玉菌の死骸を吸着して体外へと排出させるという効果を発揮します。

こうして再び善玉菌を優勢にすることで、整腸作用による便秘解消だけでなく。

  • 免疫力アップ
  • 抗アレルギー
  • 美肌効果

なども得ることができるのです。

乳酸菌の整腸作用と効果まとめ

このように、腸内フローラは「善玉菌を応援するか悪玉菌を応援するか」のどちらかで環境が大きく変化します。そして善玉菌を応援する心強い味方になってくれるのが、乳酸菌というわけですね。

また前述の通り胃酸で死滅してしまった乳酸菌でも整腸作用に一役買いますが、さらに大きな効果を得たいならやはり生きたまま腸に届く乳酸菌を摂る方が良いでしょう。

更に、乳酸菌の餌になってくれるオリゴ糖や整腸作用をもつ食物繊維も同時に摂取するとより効果的です。

【免疫力向上】腸内細菌と免疫細胞の関係とは?

免疫力と腸内環境の関係

免疫力と腸内環境の関係免疫力が高いと風邪やインフルエンザなどの細菌やウィルスに感染しにくくなることは周知の事実ですが、この免疫力の源となる免疫細胞の殆ど、約70%は腸の粘膜やヒダに集まっています。そして「バイエル板」というリンパ組織を形成しています。

何故これほど免疫細胞が腸に集中しているのかと言うと、生命活動に不可欠な栄養素の摂取はこの腸内で行われるからです。

なぜ免疫細胞が腸内に多いのか?その2つの理由とは

①食事などで摂取した有害物質を排除するため

私たち自身は問題ないと思って摂取した飲食物にも、実は沢山の細菌やウィルスが含まれていまうす。

腸は飲食物と共に侵入してきたこれらの有害物質を素早く見極めて攻撃し、体外へと排出しなければなりません。

②腸内で発生したがん細胞を排除するため

健康な人でも毎日3~4000個の癌細胞が発生しています。これも腸の粘膜から起こるものが殆どなのです。

それでも多くの人が癌にかからず健康でいられるのも、腸内にある免疫細胞ががん細胞を攻撃し排除してくれているからです。このため、免疫細胞の7割は腸内で作られているというわけなのです。

腸内細菌と免疫力向上の関係とは!腸内細菌の2つの働きかけ

1.免疫細胞のサポートをする

この腸内に存在する免疫細胞と、腸内に100兆個以上存在すると言われる腸内細菌は、密接な関係を持っています。腸内細菌には

  • 「善玉菌」
  • 「悪玉菌」
  • 「日和見菌」

の3種類があります。
このうちの善玉菌は腸内を本来あるべき酸性に保ち、腸内の免疫細胞の活性化に資すると同時に自らも有害物質への攻撃・排除に貢献します。

逆に悪玉菌は腸内をアルカリ性にして発がん性物質などの有害物質を作り出すことで免疫細胞の邪魔をします。

<善玉菌を増やすことで免疫力向上できる>
善玉菌と悪玉菌は常に勢力争いをしています。善玉菌が増えれば必然的に悪玉菌が減り、悪玉菌が増えれば必然的に善玉菌が減ることになります。このように善玉菌を増やすことで自然と腸内環境が整い、免疫力向上へと繋がるのです。

2.免疫細胞のトレーニングをする

実は腸内細菌と免疫細胞にはもう1つ別の分野で密接な関係を持っています。それは腸内細菌が、新しく生まれた免疫細胞をトレーニングして「一人前に育てる」という役割を担っているということ。

腸で新しく生まれた免疫細胞は、有害物質を発見し排除する1人前の免疫細胞として体中をパトロールできるようにならなければなりません。そのため腸内細菌が新しい免疫細胞に刺激を与えて訓練します。

勿論この刺激は実際には害のないもので、この実地訓練を終えた免疫細胞は1人前となって全身のパトロールに出かけることができるようになるのです。この意味では、腸内細菌は免疫細胞の「師匠」と言えるかもしれません。

乳酸菌の効果で免疫力向上を目指そう

乳酸菌の効果で免疫力向上を目指そう意図的に免疫力向上を図りたいなら、乳酸菌の登場というわけです。乳酸菌はそれ自体腸内に住む善玉菌の1種です。これを食事やサプリメントで摂取すると、腸内で免疫細胞を活性化させて元々腸内に住む善玉菌に加勢し、自らも悪玉菌の排除に回ります。

免疫力向上を得意分野とする乳酸菌を摂ろう!

また乳酸菌には様々な種類がありますが、

  • 腸内バクテリアを抑制する効果が高い乳酸菌
  • 癌細胞を排除する効果が高い乳酸菌
  • 体内に侵入してきたウィルス(ナチュラルキラー細胞)から身を守る免疫細胞を活性化させる効果が高い乳酸菌

など、それぞれに「得意分野」を持っているという特徴があります。従って、特定の分野の免疫力向上を期待するのであれば、それに適した乳酸菌を摂取するとより効果的ということになります。

<色々な種類の乳酸菌を摂取することも免疫力向上につながります>
更に、前述の通り新しく生まれた免疫細胞をトレーニングするという面でも乳酸菌が効果を発揮してくれます。スポーツ選手と同様、トレーニング相手やその種類が多ければ多いほど更に訓練されてより強い免疫細胞に成長します。従って、あらゆる種類の乳酸菌を取り入れてトレーニング相手を増やしてあげれば免疫力向上に効果を発揮するというわけなのです。

【アレルギー抑制・花粉症対策】

アレルギーが起こるメカニズム

アレルギーが起こるメカニズム乳酸菌にアレルギー抑制効果があることは多くの人に知られるようになってきました。しかしそのメカニズムを理解するためにはまず何故アレルギーが起こるのか、そのメカニズムから理解する必要があります。

免疫機能の「暴走」がアレルギーの正体

そもそもアレルギーとは人間の体に備わっている、免疫機能の「暴走」です。免疫機能は元々は、体内に入り込んできた有害物質を攻撃し排除しようとする働きがあります。

体にウィルスや細菌などの有害な異物が侵入してくると、白血球に存在する「T細胞」がリンパ球に指示を出し「IgE」というたんぱく質を作り出します。このIgEが「抗体」と呼ばれるものです。

このIgEは発見した有害物質に結合し、いわば「羽交い絞め」にします。羽交い絞めにされて動けなくなった有害物質に、白血球中にあるマクロファージNK細胞といった攻撃要員である免疫細胞が集まってきて一斉攻撃を加えて破壊する、これが本来の免疫システムです。

IgE(抗体)が過剰に発生するとアレルギー反応につながる

アレルギーの場合、このIgEが過剰に生産されて、本来異物であっても有害ではない物質にまで反応します。

食物アレルギーの場合、ある特定の食品を摂取した場合にその成分を「有害物質」と見なしてIgEが反応し、攻撃するように免疫細胞に指令を出します。
こうして有害でない物質を過剰攻撃することで、

  • クシャミ
  • 痒み
  • 発疹

などのアレルギー症状を引き起こすのです。

乳酸菌のアレルギー抑制効果

乳酸菌のアレルギー抑制効果アレルギー抑制のためにはIgEの過剰生産をストップさせることが必要です。実際、アレルギー体質の人はIgEの量が普通の人より多いことが分かっています。

このIgEは前述の通り白血球中にあるT細胞が作り出しているのですが、より正確に言うとこのT細胞には、

  • 「1型ヘルパーT細胞(Th1細胞)」
  • 「2型へルパーT細胞(Th2細胞)」

の2つがあります。このうちTh2細胞がIgEの生成を促し、Th1細胞がその生成を抑制するという役割を担っています。

つまりIgEの過剰生産を抑えるにはTh1細胞の働きを強めると同時にTh2細胞の働きを緩めてやる必要があるわけです。

乳酸菌にはIgEの過剰を抑制してくれる効果がある

乳酸菌にはまさにIgEの抑制効果があることが分かっています。更に乳酸菌が腸内にいる善玉菌に加勢し、免疫細胞の7割が存在するという腸内環境を整えることで、免疫機能も整いアレルギー抑制効果を発揮するというわけです。

乳酸菌は花粉症対策にも効果がある?

乳酸菌は花粉症対策にも効果がある?乳酸菌が花粉症対策にも効果を発揮するというのも、まさに前述の「アレルギー抑制効果」によるものです。花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれるように、花粉をアレルゲンとしたアレルギー症状の1つだからです。

花粉もアレルギーの一つ

花粉が体内に入り込んできた時にT細胞はこれを「有害物質」と勘違いしてIgEを大量に生産します。このIgEが花粉と結合して「ヒスタミン」と呼ばれる化学物質を放出するのです。これにより鼻水やクシャミ、目の痒みといった花粉症の症状を引き起こします。

ですから乳酸菌がIgEの生産を抑えることで、アレルギー抑制効果と同様、花粉症対策にもなるというわけです。

乳酸菌のアレルギー抑制・花粉症対策効果まとめ

乳酸菌は、いずれも腸内で善玉菌をサポートして腸内環境を整えてくれるという点では、すべて免疫機能の正常化に役立ってくれると言えるでしょう。しかし特にアレルギーや花粉症対策に注目して考えると、特定の種類の乳酸菌を選んで摂取するとより効果的です。

アレルギー抑制・花粉症対策に効果的な乳酸菌の種類

L-92乳酸菌

花粉症対策として有名な「L-92乳酸菌」は、Th2細胞の活性化を抑制する効果があることが分かっています。

KW乳酸菌

血中IgE濃度を低下させTh1細胞とTh2細胞のバランスを改善する作用があり、これも花粉症対策に有効であることが証明されています。

ビフィズス菌

正確には乳酸菌ではありませんが、「ビフィズス菌」にもアレルギー抑制効果があることが分かっています。

【便秘改善】

乳酸菌の便秘改善効果とは?乳酸菌が効かない場合とは?乳酸菌を積極的に摂取しようかな…と考えている人は、「便秘改善効果」を期待してのことが多いでしょう。

少し前には「便秘改善=食物繊維」と言われていましたが、今では食物繊維と同じくらい乳酸菌に便秘改善効果があることが知られてしますから、それも当然と言えますね。

しかし何故、乳酸菌が便秘改善に繋がるのでしょうか。

便秘の人の腸内環境はこうなっている!

ヒトの腸内は「腸内フローラ」と呼ばれるように無数の細菌が住み着いています。健康な腸の場合「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の比率になっています。

ご存知の通り善玉菌は良い働きをする細菌で、善玉菌が優勢になっている状態では腸内は本来あるべき弱酸性に保たれており、悪玉菌の活動が制限されるため腸内環境が整っています。

悪玉菌>善玉菌のバランスになると便秘に

しかしもしこのバランスが崩れ、悪玉菌が善玉菌より優勢になるとどうなるのか。

悪玉菌は有害物質を発生させるため腸内はアルカリ性に傾き、腸の蠕動運動が阻害されて腐敗物が腸内に溜まってしまいます。

つまり、これが便秘というわけです。便秘によって体に老廃物が溜まっている上に悪玉菌が作り出す有害物質も加わって、腸内環境はますます悪化し、負のスパイラルに陥ってしまうのです。

乳酸菌の腸内での便秘解消への2つの働きかけ

乳酸菌の腸内での便秘解消への2つの働きかけこの負のスパイラルを断ち切るために役立つのが、乳酸菌です。

1.腸内を酸性に導く

乳酸菌はオリゴ糖などの糖を分解して乳酸、つまり酸を作り出し腸内を酸性へと導きます。腸内が酸性になると悪玉菌の数が減り、代わりに善玉菌が活性化します。

2.悪玉菌の排除をしてくれる

そのうえ乳酸菌それ自体も生きて腸に届いた場合はそこで悪玉菌の排除に貢献しますし、胃酸で死んでしまった乳酸菌であっても腸内に住む善玉菌の餌となってくれるため、いずれにしても善玉菌のサポート役として活躍してくれます。

こうして腸内環境が整えば自然と腸の蠕動運動も活性化し、便秘改善へと繋がるわけです。

乳酸菌を飲んでも便秘改善効果が見られない?

乳酸菌を飲んでも便秘改善効果が見られない?しかし中には、「乳酸菌を飲んでいるけれどちっとも便秘改善効果が見られない…」という人もいます。この場合、考えられるのは「乳酸菌で改善されるタイプの便秘ではない」という可能性です。

便秘はその原因によって幾つかの種類に分けることができます。そのうち乳酸菌が効果を発揮してくれるのは「弛緩性便秘」と呼ばれるものだけだからです。

この「弛緩性便秘」とは腸の蠕動運動が弱っているタイプの便秘で、乳酸菌がこれに効果を発揮してくれるメカニズムは前述の通りです。

乳酸菌の効果がない便秘とは

  • 「痙攣性便秘」
  • 「直腸性便秘」

の場合には腸内環境と便秘に関連性がないため乳酸菌が効かないのです。

「痙攣性便秘」とは、疲れやストレスが原因で腸が痙攣を起こし、所々がくびれた状態になって便を押し出せなくなる症状をいいます。

また、「直腸性便秘」は便意を我慢するうちに段々便意そのものが麻痺してしまい便意を感じなくなってしまうことで起こるのです。

<CHECK>日本人に多いのはやっぱり弛緩性便秘
ただし、日本人の便秘で一番多いのは弛緩性便秘ですから、便秘で悩む人の多くは乳酸菌を試すことで便秘が改善される可能性は高いでしょう。もし便秘のタイプが違っていたとしても乳酸菌それ自体は体に良いものなので問題ありません。

乳酸菌の便秘改善効果まとめ

以上のことから、便秘に悩んでいる人はとりあえず乳酸菌を試してみる、という形で問題ないでしょう。ただし、一言で乳酸菌と言ってもその数は100種類以上もあり、それぞれに異なる特徴を持っています。

そのうえ人によってそのうちのどの乳酸菌と相性が良いかは異なる為、「○○菌が良い」という噂を聞いてもそれが自分自身に合うとは限りません。

従って、自分に合う乳酸菌を見つけるには、まず評判の良い乳酸菌から始めて1~2週間食べ続け、効果がなさそうなら別の種類のものに切り替えてまた1~2週間試してみるという方法をとるしかないでしょう。

なかなか大変な作業に思えますが、前述の通り乳酸菌それ自体体に良いものなので、試してみる価値はあります。

【ダイエット】コレステロール値低下効果とは?

乳酸菌にはダイエット効果がある?

乳酸菌のダイエット&コレステロール値低下効果とは?「乳酸菌ダイエット」と呼ばれるダイエット法を耳にしたことがあるかもしれません。これは「バナナダイエット」や「酵素ダイエット」のような食品それ自体にダイエット効果があるという種類のものではありません。

しかし「乳酸菌が持つ整腸作用によって痩せやすい体に導く」という点では確かに科学的根拠のあるダイエット法と言えます。

今やってるダイエット法では逆に太っていく可能性が・・!

そもそも摂取カロリーを制限するタイプのダイエットは、腸内環境を悪くしがちです。

と言うのも単純に摂取カロリーを減らそうとして食事量を減らしてしまうと、便の量も減ってしまう上、食物繊維など排便を促してくれる栄養素も不足するため二重の意味で便秘になりやすいのです。

便秘になるといつまでも体内に摂取した食物の老廃物が溜まっていることになります。本来なら吸収せずに便としてすぐに体外へ出てしまうはずの脂肪分や糖分までゆっくりと腸から吸収されてしまいます。

そのうえ老廃物がいつまでも体内に残っていると体の代謝機能も低下します。カロリーの消費しにくい代謝の悪い体、つまり太りやすい体になってしまうのです。

乳酸菌ダイエットは太りにくい健康な身体へ導いてくれる方法!

そこで、乳酸菌の登場です。乳酸菌は腸内で善玉菌のサポートにまわり腸内環境を整えてくれます。

腸内環境が整えば腸の蠕動運動も正常化しますから、ダイエットによって引き起こされていた便秘を解消してくれるのです。

便秘が解消すれば代謝も良くなるため、痩せやすい体になると言う意味で、「乳酸菌にはダイエット効果がある」と言えるのです。

乳酸菌にはコレステロール値低下作用がある?

乳酸菌にはコレステロール値低下作用がある?また、肥満気味の人に多い別の悩みは「高コレステロール値」ですが、実は乳酸菌にはコレステロール値低下効果もあることが分かっています。

コレステロールって何?

そもそもコレステロールとは血液中に存在する脂質の1つで、

  • 「悪玉コレステロール」
  • 「善玉コレステロール」

の2種類が存在します。悪玉コレステロールは肝臓に溜まったコレステロールを体中へ運ぶ働きがあります。一方善玉コレステロールは逆に全身に運ばれたコレステロールを余分な分だけ回収して肝臓へ戻す働きがあります。

「悪玉」とは呼ばれていても適量であれば悪玉コレステロールも体に良い働きをするのですが、これが増えすぎると血液中でコレステロールが溜まって血管壁に付着し、固まって動脈硬化の原因となってしまうのです。

乳酸菌が悪玉コレステロールを排除してくれる

乳酸菌がコレステロール値低下効果を持つと言われているのは、この増えすぎると厄介な悪玉コレステロールだけを排除してくれる働きがあるためです。

乳酸菌の表面は粘着性があり、これが腸内でコレステロールが吸収される前に素早くコレステロールに吸着し、便として体外へと排出してくれます。

またある種類の乳酸菌は腸内のコレステロールを分解し吸収しにくい物質に変えてしまうという働きもあることが分かっています。

<CHECK>ベストなタイミングに乳酸菌が効果を発揮してくれる
そのうえ乳酸菌のすごいところはこれらの効果がコレステロール値が高い時にだけ発揮され、正常なコレステロール値の場合には余計なことをせずに大人しくしているということです。コレステロール値低下が必要な時にだけその効果を発揮してくれる、非常に賢い栄養素というわけですね。

乳酸菌でダイエット&コレステロール値低下のW効果!まとめ

先ほど少し触れましたが、肥満体型の人は脂っこい食事や高カロリーな食事が多く、運動不足も手伝って高コレステロールになりがちです。

逆にダイエットをすれば、コレステロールの溜まりにくい食事を心がける上、食事の摂取量そのものも抑えます。適度な運動も心がけるようになるため自然とコレステロール値低下に繋がります。

加えて乳酸菌を摂取すれば痩せやすい体質になる上、乳酸菌そのもののコレステロール値低下効果により、健康で美しいスタイルを手に入れることができるようになるのです。

【美肌】

腸内環境と肌の関係

美肌と言うと高価な美容液やパックといった外からのアプローチを中心に考える人も多いでしょう。

しかしもっと効果的なのは体の中からのアプローチです。特に腸内環境を整えることは美肌作りに直結します。便秘が続くと肌荒れするというのもこのためです。

便秘が肌へ及ぼす悪影響とは

便秘が肌へ及ぼす悪影響とは便秘になると本来素早く体外へ排泄されるべき老廃物、つまり便がいつまでも腸内に留まることになります。腸内の悪玉菌により便がますます腐敗・発酵します。

便の発酵により発生した有害物質は体外へと排出されなければならないのですが、本来の出口は便で塞がれていますから、どこかほかの場所から排出しなければなりません。

そこで腸壁が有害物質を吸収し血液に溶かし込んで、こうして有害物質が排出口を探しながら全身を巡ることになります。

こうしてやっと見つけた排出口、それが肌の毛穴です。毛穴から有害物質が排出されるわけですから、これ自体美肌に良いわけがありません。

肌細胞が追いつかなくなる

肌細胞にはもともと肌に溜まった汚れや皮脂を排出する機能が備わっています。しかし上記のように腸からやって来た有害物質を優先的に排出しなければならないため、本来の仕事である肌の汚れや皮脂の排出が滞ってしまいます。

こうして肌に汚れや皮脂が溜まってしまい、ニキビなどの肌荒れの原因になってしまうのです。

肌のターンオーバーが狂っていく

またいつまでも肌に汚れや皮脂、古い角質などが残ってしまうと肌のターンオーバーも狂ってしまいます。

本来ターンオーバーによって速やかに代謝されるはずのメラニン色素が居残ってシミそばかす黒ずみなども引き起こします。さらに肌のバリア機能が低下して乾燥し、シワたるみの原因にもなってしまうのです。

従って、腸内環境を整えて便秘を解消してやれば、それが「体の中からのアプローチ」となり肌トラブルのない美肌効果が得られるというわけなのです。

便秘を解消するには乳酸菌が効果的!

便秘を解消するには乳酸菌が効果的!

ではどうすれば腸内環境を整えて便秘知らずの体質になれるのでしょうか。

勿論食物繊維の摂取や運動、正しい生活習慣も大切な鍵となりますが、加えて高い効果を期待できるのが、乳酸菌です。

健康な腸であれば本来腸内に住む善玉菌が悪玉菌より優勢な状態にあります。生活習慣やストレスなどで悪玉菌が増えてしまうと、腸内はアルカリ性に傾き腸の蠕動運動を抑制して便秘を引き起こします。

乳酸菌は腸内の悪玉菌を退治してくれる効果が!

乳酸菌は腸内で糖を分解して乳酸を作り、腸内を本来あるべき弱酸性の状態に戻します。加えて悪玉菌の排除や元々腸にいる善玉菌の餌になるなど、善玉菌を優勢にするための様々な効果を発揮するのです。こうして腸内環境が整い便秘が解消され、便秘による肌荒れも改善されるわけです。

肌のターンーバーも元通りに

加えて乳酸菌は余分な悪玉コレステロールだけを取り除いて血液をサラサラにしてくれる効果があります。血行が良くなり新陳代謝も高まってこれも肌のターンオーバーを促進することになります。

ビタミンの生成も促してくれる

そのうえ肌細胞を再生するために欠かせないビタミンも腸で生成されますから、乳酸菌の整腸作用によってビタミンが十分に生産されて美肌に効果を発揮してくれると期待できます。

乳酸菌で効果的な美肌作りをするには

乳酸菌で効果的な美肌作りをするには

乳酸菌は美肌作りのためにもお勧めの成分です。乳酸菌サプリヨーグルトなどから比較的簡単に摂取することができます。

<CHECK>乳酸菌のパックもピーリング効果がある

実は乳酸菌は体の外から摂取、つまり肌に直接塗ることでも効果を発揮することが分かっています。

これはマウスの傷口に乳酸菌を塗布するという実験結果から得られたものです。乳酸菌には炎症を抑えて細胞の生成を促す作用があると考えられているのです。

乳酸菌を含むヨーグルトを使ったパックにピーリング効果があることは有名ですね。このように、体の内からも外からも美肌効果を発揮してくれるのが、乳酸菌なのです。

貧血予防

貧血予防とビタミンの関係

貧血予防とビタミンの関係貧血にはその原因により幾つかの種類に分けることができます。そのうち最も多いのは「鉄欠乏性貧血」、つまり鉄分の不足による貧血です。

しかし例え鉄分が十分であっても、ある種のビタミンが不足している場合にも貧血が起こります。これを「巨赤芽球性貧血」あるいは「ビタミン欠乏性貧血」と呼びます。

貧血とは赤血球の量が不足している状態

一般に「貧血」と聞くと単純に「血が足りない症状」と考えられがちですが、より正確に言うと「血液中の赤血球が足りない状態」を指します。

赤血球にはヘモグロビンと呼ばれる、肺から全身へ酸素を送る役割を果たすたんぱく質が存在するのですが、このヘモグロビン量が不足すると酸素が十分に運ばれず貧血の症状を現します。

赤血球を生成するにはビタミン群が必要

ヘモグロビンの不足は大量失血以外でも、例えば赤血球の生産不足が原因でも起こります。赤血球の生成に必要な栄養素は鉄の他にビタミンB12や葉酸といったビタミン類も不可欠で、前述の通り例え鉄分に不足はなくてもこれらビタミン群が不足していれば「ビタミン欠乏性貧血」となるわけです。

<CHECK>ビタミンB12と葉酸の摂取について
ビタミンB12レバー牛乳味噌醤油などの発酵食品に多く含まれています。1日当たりの必要摂取量もわずかなので普通の食生活で不足することはまずありません。しかし胃の切除手術をしてビタミンB12の吸収が悪くなっている人は注意が必要です。

一方の葉酸ほうれん草ブロッコリーなどの緑黄色野菜に豊富に含まれている栄養素です。熱に弱く水溶性でもあるため、加熱したり茹でたりすることで壊れたり失われたりしやすく、不足する可能性のある栄養素でもあります。

乳酸菌のビタミン生成効果で貧血予防

乳酸菌のビタミン生成効果で貧血予防ビタミン欠乏性貧血予防のためには、ビタミンB12や葉酸を多く含む食品を摂取すれば良いのです。しかし前述の通り葉酸は調理の過程で壊れたり失われたりすることの多い栄養素ですし、外食の多い人など毎日の食事の栄養素を思うようにコントロールできない場合もあるでしょう。

乳酸菌で生成できるビタミンの種類とは

そのような場合に頼りになるのが、乳酸菌です。乳酸菌と聞くと整腸効果のイメージがある人が多いと思われますが、実は乳酸菌にはビタミンCを餌にして、

  • ビタミンB2、B6、B12などのビタミンB群
  • ビタミンK
  • 葉酸
  • ビオチン

などを合成する作用を持ちます。つまり食事だけでは不足する可能性のあるビタミン群を、体の中で合成してくれるため、貧血予防効果も発揮してくれるというわけです。

人間自身にはビタミンを体内で合成する能力がないため、乳酸菌のこの働きは非常に貴重と言えます。

とは言え、乳酸菌のビタミン合成効果だけで必要なビタミンを補えるというわけではないので、貧血予防を考えるならできるだけビタミンBや葉酸を多く含む食品も摂取したいものです。

乳酸菌のビタミン生成効果で貧血予防以外の効果も!

乳酸菌のビタミン生成効果で貧血予防以外の効果も!前述の通り、乳酸菌のビタミン生成効果により、ビタミンB12や葉酸以外にも様々なビタミンが体内で合成されるため、貧血予防以外にも様々な効果を期待できます。

ビタミンB1の効果

ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える酵素をサポートする働きがあります。これが不足すると糖の代謝が滞って疲労物質が溜まり疲れやすくなったりイライラや怒りっぽくなったりします。

ビタミンB2の効果

ビタミンB2は脂質の代謝を促す栄養素です。皮膚や髪の細胞再生、過酸化脂質の分解といった作用を持ちます。

ビタミンB6の効果

ビタミンB6はたんぱく質の代謝と共に免疫機能を正常化してアレルギー症状を改善します。またビタミンB2と共に脂質の代謝にも関わり肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ脂肪肝予防効果もあります。

ビタミンKの効果

ビタミンKは骨粗鬆症の治療薬にも使用されているビタミンです。カルシウムが骨に定着するのを助けたり出血時に血を凝固させたりするのに欠かせない栄養素です。

【高血圧予防】

腸内環境と高血圧予防の関係

腸内環境と高血圧予防の関係血圧とは心臓が血液を送り出す際に血液によって血管に加えられる圧力のことです。高血圧とはその圧力が大きすぎること、つまり血管にかかる負担が大きい状態を言います。

高血圧を放っておくと心臓や脳に負担がかかり重篤な疾患を招くことにもなりかねないため、高血圧予防を心がける人は少なくありません。でも実は腸内環境を整えることが高血圧予防に繋がることに気づいている人はそれほど多くはないのです。

高血圧は腸内環境の悪化が原因

「腸内環境」とは、腸内に住む「善玉菌」「悪玉菌「日和見菌」のバランスのことです・健康な腸の場合善玉菌が悪玉菌より優勢な状態にあります。しかし生活習慣の乱れやストレスで悪玉菌が優勢になると、腸はアルカリ性となり蠕動運動が妨げられて腸内の老廃物が排泄されにくくなってしまいます。

つまり便秘ですね。便秘になるといつまでも腸に便が居座ることで、余計な有害物質を腸壁から吸収して血液へと流してしまいます。また中性脂肪や悪玉コレステロールも排出されず、血液に流れ込んでドロドロの血液になります。

血液の濃度が高くなるとそれだけ押し出される時に血管に圧力をかけてしまうことは想像に難くないですね。こうして腸内環境の悪化が高血圧を呼ぶことになってしまうのです。逆に言えば、腸内環境が整えばそれだけ高血圧予防に繋がるというわけです。

自律神経と高血圧予防の関係

自律神経と高血圧予防の関係

自律神経も血圧に大きく関係しています。自律神経には以下の2種類にわけられます。

  • 「交感神経」
  • 「副交感神経」

交感神経の働き

交感神経は主に活動中、緊張したりストレスを感じた時に優位に働きます。緊張したり興奮したりすると血圧が上がるというのはご存知の通り、つまり交感神経が優位にあるときは血管が収縮しているため血液が流れる際の圧が高くなっているのです。

副交感神経の働き

一方副交感神経は、リラックスするときに優位に働きます。体の回復を促進させるために筋肉を緩ませ、血管も弛緩して血圧も低い状態にあります。

自律神経のバランスが崩れると・・・

自律神経が正常な人は、この交感神経と副交感神経のバランスがとれているため血圧のバランスもとれています。自律神経のバランスが崩れてしまうと些細なことでも自律神経が過敏に反応し、交感神経がすぐに優位になってしまうので急に血圧が上がってしまいます。自律神経失調症になると高血圧になる人が多いのは、このためです。

乳酸菌で高血圧予防

乳酸菌で高血圧予防

では腸内環境と自律神経の両方を整えるにはどうすれば良いのか。ここで効果を発揮するのが、乳酸菌です。

便秘解消し、血液サラサラに導く

乳酸菌は腸内で乳酸を作り出し、腸を本来あるべき弱酸性へと導きます。弱酸性になると悪玉菌の数は抑制され、代わって善玉菌が活性化します。

また乳酸菌それ自体も悪玉菌排除のサポートにまわり、こうして腸内環境が整って便秘が解消されるため、余分な中性脂肪やコレステロールも便として体外へ排出されるのです。

こうして血液はサラサラの状態に保たれますから、血管へかける圧力も弱まって高血圧予防となるわけです。

自律神経のバランスも整えてくれる

また、乳酸菌は自律神経のバランスを整え、特に副交感神経を優位にする効果も持ちます。

そもそも腸内環境が整い腸の蠕動運動が活発になるとそれだけでも副交感神経が活性化されるのですが、加えてある種の乳酸菌の中には「GABA」を生産する作用を持つものがあることも分かっています。

「GABA」とは?

「GABA」とは神経伝達物質の1つで、特に交感神経の活動を抑制してリラックスさせる効果を持ちますから、乳酸菌のGABA生産作用が副交感神経を優位にさせて高血圧予防に資するというわけです。

<CHECK>乳酸菌のその他の働き

更には、ある種の乳酸菌には「ACE阻害ペプチド」と呼ばれる血圧を下げる効果のあるアミノ酸を生成する効果があったり、直接血管壁に働きかけて血管を拡張させて血圧を下げる効果があったりします。こうしたことから、乳酸菌には高血圧予防効果があるとされているのです。

口臭予防

腸内環境と口臭の関係

腸内環境と口臭の関係口臭は口の中に問題があると思われがちです。しかし実は腸内環境が悪化している場合にも発生します。

腸内環境が悪化とは、つまり腸内に住む善玉菌と悪玉菌のうち悪玉菌の方が優勢になって腸の蠕動運動が阻害され、便秘になってしまっている状態のことをいいます。腸内に便という老廃物が溜まっているため、そこから悪臭ガスが発生します。

便秘によって発生した悪臭ガスの行き先

また悪玉菌自身も有毒物質を作り出し、それらが腸壁へ染み込んで血液に流れ込み、こうして悪臭ガスが全身を駆け巡ることになってしまいます。体はこの有毒物質をなんとか体外へ排出しようとしてその出口を探し、たどり着くのが毛穴といった「排出口」です。

腐敗ガスを溜め込まないことが大切

このため腸内環境が悪く便秘が続くと体臭や口臭の原因になってしまうのです。逆に言えば、腸内の善玉菌が優勢になって悪玉菌の活動が阻害されれば腸の蠕動運動は正常化して便秘が治ります。

多少腐敗ガスが発生しても便と共に排泄されますし、微量ですから血液にまで流れ込んで口元にまで遡ってくる恐れもありません。つまり、腸内環境を整えることが口臭予防効果にも繋がるということです。

口内環境と口臭の関係

口内環境と口臭の関係先ほど口臭の原因は口内環境だけではないと述べましたが、勿論口内環境も大きな要因になります。

「胃が荒れているとその臭いが口元に上ってきて口臭になる」と考える人もいますが、実際に食道には弁があって普段フタで閉じられている状態であるため、胃の中の臭いが口臭となって現れることはほとんどありません。

ですので腸内環境の悪化が原因でないなら、口臭のその原因はまず100%口内にあると考えられます。

虫歯や歯周病が口臭の原因に

というのも、口内にも無数の細菌が存在するのですが、これらは食べかすなどを分解しながら歯や歯茎をむしばんでいきます。

これが「虫歯」「歯周病」で、これら虫歯菌や歯周病菌は食べかすなどを分解するときに強い臭いを持つガスを発生させます。これが口臭の原因です。

加えて歯周病だと膿や出血なども起こりますから、これらの臭いも混ざって悪臭となります。歯周病だと口臭がきつくなるというのは、このためです。

従って、口内環境を整え虫歯や歯周病を予防することも、口臭予防効果に繋がるのです。

乳酸菌には口臭予防効果あり

乳酸菌には口臭予防効果ありこれで腸内環境と口内環境の両方を整えることが口臭予防効果を発揮することが分かりましたが、この2つを同時に行ってくれるのが、乳酸菌です。

1.乳酸菌の腸内環境への効果

まず乳酸菌は生きて腸にまで届いた場合、そこで悪玉菌の排除に回り善玉菌の活動を活性化させます。

あるいは胃酸で死んでしまった乳酸菌も、腸内でもともといる善玉菌の餌となってくれるため、結果的にいずれにしても善玉菌のサポート役として腸内環境を整える効果があります。腸内環境が整えば便秘が解消され、これが口臭予防効果に繋がることは、前述の通りです。

2.乳酸菌の歯周病菌への効果

また乳酸菌の中には歯周病菌を攻撃し死滅させる効果をもつ種類のものがあります。それは「乳酸菌LS1」と呼ばれるものです。

実験によると、歯周病菌であるジンバリス菌を培養したシャーレにLS1を入れたところ、24時間でほとんどのジンバリス菌が死滅したのです。

<CHECK>「乳酸菌LS1」の虫歯への効果がすごい
しかもこのLS1のすごいところは、口内で乳酸が増えすぎるとその酸で自ら死んでしまうという特徴を持っていることです。もともと虫歯とは細菌が酸によって歯を齲蝕していくという症状ですから、口内が酸性に傾くことそれ自体は望ましいことではありません。

しかしLS1はジンバリス菌を退治した後に用がなくなれば自ら消え去ってくれるため、虫歯を後押しする心配もないのです。こうした特徴から、口臭予防や歯周病予防に乳酸菌を多く含むヨーグルトを使った歯磨きや、口臭予防用のLS1タブレットなども販売されるようになっています。

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